Sさんの体験から学ぶ教訓

 千葉市に住むSさんは組合員ではありませんが、彼の貴重な体験から得た教訓を紹介します。

 Sさんは、03年4月、君津市にあるC会社に就職しました。その会社では毎月マインドコントロールにも似た社内研修を外部講師を雇って行っていました。

 同年9月の同研修でSさんは、講師に「私生活を引合に出され社員の面前」でケナされました。このことに腹を立てたSさんは、講師に抗議しました。

 ところが、社長より「講師に対する反抗は社長に対する反抗である。研修をバカにした。」として「一ヶ月後に解雇」とその日の内に通告されました。納得できないSさんは、回顧日が間近になった頃、弁護士さんと相談して、弁護士さん名で「不当解雇のため解雇は無効である」と社長にFAXしたところ、社長はいとも簡単に「解雇撤回」をしたのです。

 このことは、「Sさんの勝利!」を意味しますが、Sさんは「もう2度と会社には行けない!行きたくない!」と言って出勤しませんでした。同年10月、「2週間の無断欠勤」を理由にSさんは、本当に解雇されてしまいました。

【教訓!】
@ 職場でのトラブルや悩みは「先ず交運労」へ

 弁護士さんと労働組合では「闘い方」が全く違います。
Sさんの場合も「もっと違った解決方法」が有った筈です。

A 何が有っても(例え会社から「来るな!」と言われても)自分から職場を放棄しない。

 Sさんの様に簡単に「職場を放棄」してしまうと、いくら労働組合といえども闘いようがありません。どんな仕打ちを受けても、辛いでしょうが頑張って職場に行きましょう!
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