生活サポートクラブが呼びかけた「障害者の差別をなくす条例案」に対して、「交運労」も賛同をして、呼びかけ人団体になりました。
<呼びかけ文>
千葉に住むすべての人が、生きがいと希望を持って生活できるように「障害のある人に対する理解を広げ、差別をなくす条例」(仮)を制定してください。
世の中には子ども、お年寄り、サラリーマン、自営業者、フリーター、主婦、学生、そして障害のある人などさまざまな人が生活しています。その一人ひとりが生きがいと希望を持って生きていくためには、それぞれの立場を理解することが何よりも重要です。子どもや若者もいつかは高齢者になります。いまは健康で元気な人も、病気や障害を持つこともあります。
私たちは、一人として同じ人がいない社会の中で、お互いに理解し、困った時は助け合っていける世の中をつくっていきたいと思っています。
ところが、ただ障害があるという理由だけで、理不尽で辛く悲しい思いをしている障害者は大勢います。ひどい虐待も毎年各地で報告されています。日常的な偏見やいじめ、無視などにあっているために、辛く悲しい思いをしても声を上げることもできない人もいます。
もちろん、障害者だからといって無理難題が通るわけではありません。障害者に利用してほしいと思っているレストランやホテルも、他のお客さんが困るために悩んでいるケースもあります。障害者を雇いたくても、経営が苦しくて雇うことができない事業者もいます。
差別している人を見つけ出そうというのではなく、地域社会の一員である障害者の暮らしにくさに気づいてほしいのです。話し合いや調整など柔軟な取り組みを重ねることによって、お互いの違いに気づき、個性を認め合い、みんなが豊かな生活を送ることができる地域社会になることを願っています。
そのために、この条例案を出発点として、みんなで取り組んでいきましょう。そのような地域社会づくりを目指したこの条例案をぜひとも成立させてください。
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